2026年7月17日、改正個人情報保護法が公布されました。2028年7月17日までに全面施行されるこの改正は、企業のファイル送信業務に直接的な影響を与える内容を含んでいます。
特に「子どもの個人情報保護の強化」「顔特徴データへの新たな規制」「委託先管理の厳格化」といった変更点は、日常的にファイルをやり取りする企業にとって見過ごせないポイントです。
この記事では、インフラ運用20年の株式会社ハートビーツの視点から、改正法がファイル送信業務に与える影響と、企業が今から準備すべき具体的なアクションを解説します。
今回の改正は、以下の4つの柱で構成されています。
Ⅰ. 適正なデータ利活用の推進
統計作成等での同意取得義務の免除など、一部規制を緩和
Ⅱ. リスクに適切に対応した規律
「子どもの個人情報」「顔特徴データ等」への規制強化、委託先への直接規律の整備
Ⅲ. 不適正利用等の防止
特定個人への働きかけが可能な情報への規制強化
Ⅳ. 規律遵守の実効性確保
罰則の強化・拡大、個人情報保護法として初の課徴金制度の導入
つまり、企業には約2年間の準備期間があります。しかし、罰則は先行して厳格化されるため、早めの対応が求められます。
改正法では、個人情報の取扱いを委託する際、委託先が業務範囲を超えて個人情報を扱うことが原則禁止されます(改正法30条の3)。
さらに、委託契約には以下の内容を明記する義務が生じます。
ファイル転送サービスを利用する場合、そのサービス提供事業者が「委託先」に該当する可能性があります。
無料サービスや利用規約が不明確なツールを使い続けることは、法令遵守の観点からリスクが高まります。
改正法では、16歳未満の個人情報を取り扱う際、同意取得や通知の相手が「本人」から「本人の法定代理人」に読み替えられます(改正法40条の2)。
これは、以下の業種・部署に大きな影響を与えます。
ファイル送信時に「誰が受取人か」を明確にするプロセスが必要になるため、運用ルールの見直しが不可欠です。
改正法では、顔認証データや指紋データなど「特定生体個人情報」に対する規律が新設されました(改正法21条の2)。
これらのデータを取り扱う事業者は、あらかじめ以下の事項を本人に通知または公開する義務があります。
画像や動画ファイルに顔データが含まれる場合、その送信・共有プロセスにも新たなリスク管理が求められます。
まずは、社内でどのようなツールが使われているかを把握しましょう。
以下の基準でツールを評価してください。
改正法では、漏えい時の「速やかな報告」が求められます。そのためには、以下の機能が必須です。
該当する部署では、以下の点を確認してください。
猶予期間を活用し、計画的に移行しましょう。
Q1. 改正法はいつから適用されますか?
A. 2028年7月17日までに全面施行されます。ただし罰則規定の一部は2027年1月17日に先行施行されます。
Q2. 既存の無料ファイル転送サービスは使い続けられますか?
A. 利用規約や委託契約の内容次第です。データ利用権の有無、ログ管理機能、委託契約締結の可否を確認してください。
Q3. 小規模企業も対象ですか?
A. はい。個人情報を取り扱う全ての事業者が対象です。
Q4. Kozutumiは改正法に対応していますか?
A. はい。監査ログ、タイムスタンプ、証跡管理など、改正法が求める要件を満たす設計になっています。
Q5. 罰則はどのくらい厳しくなりますか?
A. 刑事罰は「2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金」に引き上げられ、さらに違反行為で得た対価相当額の課徴金が科される可能性があります。
改正法への対応を考える上で重要なのは、単に「法令を守る」だけではありません。実務では、以下の観点が重要です。
Kozutumiは、こうした実務要件と法令遵守を両立する設計になっています。
2026年個人情報保護法改正は、「ファイル送信業務」に直接的な影響を与える内容を含んでいます。
特に以下の3点は、企業が見逃せないポイントです。
2028年施行までの猶予期間を活用し、証跡管理・監査対応・誤送信対策が標準装備されたツールへの移行を計画的に進めることが、企業の信頼を守る投資となります。
Kozutumiは、法令遵守と現場の使いやすさを両立する選択肢として、多くの企業に選ばれています。
運営元:株式会社ハートビーツ
インフラ運用20年の実績を持つ、信頼のITインフラ企業です。
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